模型の観方

ブログ主「カゲノ」が模型を触って色々やったことを記載します。

記事 「金曜ロードSHOW!」で放送予定だった「バトルシップ」が中止に バトルシッパーたちに悲しみが広がる
「金曜ロードSHOW!」で2017年6月23日21時から放送予定だった伝説の映画「バトルシップ」の放送が直前に起きた米駆逐艦衝突事故の影響で放送中止となってしまったのがネット上で話題になっていました。
しかし、ネット上ではバトルシッパーたちが、放送予定だった時間にDVDでエア鑑賞実況しようという盛り上がりがあったので、
そこで急遽、以前1/2000ミズーリを完成させたら撮影しようと思っていた、バトルシップのミズーリの活躍シーンを、1/2000大和で再現しました。



背景シーンはいつもの艦船シミュレータの映像ですが、”船が急に止まる”、”船が横にスライドする(ドリフトする)”というのをシミュレータプレイでできるかな?と色々試行錯誤した結果、斜め方向からゆっくりぶつかればできました(強くぶつけるとちゃんと沈没するので手加減難しかった)。
このシミュレータプレイの映像が取れたので、あのシーンを再現可能。と思っていたのですが肝心のミズーリ作成が挫折したまんまだったので数年間寝かしていました。
そこへ今回の話があったので手元にある1/2000大和を使って再現しました。

金ローで放送中止の「バトルシップ」 “代替同時鑑賞祭り"が盛り上がりTwitterトレンド入り

当日は、Twitter上でエア鑑賞祭りが異様な盛り上がりを見せました。

自分もちらっと参加させていただきました。面白かった。

島田拓身さんという方が作られた、iphone上でフジミの1/3000艦船シリーズを航行しているように見せる映像が「ねとらぼ」で記事になって話題になっています。

ねとらぼ」メーカーもびっくりの発想力! 「軍艦プラモを画面に置くと海戦が再現できる映像」がアプリ化検討中 

島田拓身さんtwitter

最終的には航跡シーンをアプリ化されるということで非常に楽しみです。

すでに島田さんが先行公開しているyoutube動画を使って撮影をされている方もおられ、
もし参考になればと私がタブレット展示法で撮影していた際に気づいた注意点を上げます。

(1)液晶画面に背景物が映りこまないように後ろに無地の背景紙などを置く。
模型をタブレットやスマホの液晶画面上に置いて撮影すると、本来見せたい海面の映像以外に後方に置いてあるものが液晶画面に反射してぼんやり見えてしまいます。 
それを防ぐ方法として、液晶画面に映りこむ背景部分に黒などの無地の画用紙を置くことで、液晶に形あるものが映りこむのを防ぐことができます。
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(2)近づきすぎると一部にしかピントが合わないので、少しでも離れて”デジタル的”に拡大する
 艦船を側面から撮影するときはそれほど気にならないのですが、前方や後方から艦船を撮影すると艦首あたりはピントがあっているが艦尾はピントが合わない場合があります。
これはカメラ用語で「被写界深度」というピントが合う範囲が狭いためにおこる事象です。数センチレベルの模型を撮影しようと近づいたり”光学ズーム”で拡大すると急激にこの「被写界深度」が狭くなってしまうのです。

対策としては以下のようなことでできるだけ「被写界深度」を深くすることができます。
(a)同じサイズを撮影するならスマホやコンデジのようなセンサーサイズが小さいカメラの方が「被写界深度」が深く撮影できる(フルサイズ、APS-Cなど高価な一眼カメラほど被写界深度は浅い(ボケる))
(b)少しでも模型から離れて撮影。ただしそれだと模型が小さく映ってしまうので”デジタル的に拡大”する。
写真であれば”切り取り(トリミング)”、動画であれば「スマホならデジタルズーム」「一眼カメラならメーカーによって言い方異なるがデジタルテレコン機能で撮影」
あと少しでも離れて撮影することで液晶画面に映り込む背景の範囲が狭くなり(1)の背景紙を置く範囲が狭くて済みます。

(3)模型と航跡の大きさを合わせるために、画面の拡大縮小機能で調整する
Youtubeを使って海面の航跡映像を流した際に、上に置く艦船模型と航跡のサイズが合わないと本物ぽく見えません。そこでOSやブラウザの拡大縮小機能を使ってできるだけ大きさが合うように調整します。やり方はOS等で異なるので以下参考にしてください。

・iPad:iOSの設定-一般-アクセシビリティ-ズーム機能 をオンにして3本指ダブルタップで拡大
・widows8:モダンUI(タイル状の方)のIEでyoutubeを表示し拡大
・Android:ブラウザのメニューでPC表示してからyoutubeを表示し拡大

iPadやWinタブ、Andoroidなど異なるマシンで航跡映像を映す際にサイズ調整する様子も映ってます。

(4)使用するタブレット、スマホ、液晶ディスプレイは、「液晶部分と周りの縁(ふち)がガラスで一体化(段差が無い)」「縁が狭い」「縁が黒い」ほうが撮影時の見栄えがよい。
(最初は今所有しているタブレットやディスプレイを使うと思うので、将来タブレット等を買う際の選考基準の一つにいれておくぐらいのアドバイスです)
これは偶然自分が持っていた14インチノートパソコンの液晶ディスプレイがこれに該当したのですが、大和の航行シーンを映したときに本物らしく見せたかったのでできるだけディスプレイの縁や机が映らないように(テレビ業界でいう「見切れ」にならないように)注意しました。
視点を低めにするとどうしてもディスプレイの縁などがみえてきてしまうのですがガラスが一体化・縁が黒いと見切れてもあまり目立たないです。
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前回完成した大戦艦ヒエイと過去に作った艦船を使ってタブレット展示法で動かしたものを撮影しました。


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最初のシーンはリビングのテーブル上に置いてあるipad上の航行シーンです。
背景はいつものシミュレータ映像を撮影した航跡映像です。
船体がきれいなのでインテリア風に飾ったらどうだろうと思いやってみました。
お店の机とかショーウィンドーに飾ってもよさそうでは。
 
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 次は基本的なタブレット展示法のやり方で大戦艦ヒエイを色んな方向から映したシーンです。
ftoysの説明書に全長などスペックが載っていたので説明チックに字幕を入れてみました。

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 実際の撮影はこんな感じです。14インチのノートパソコンをひっくり返しディスプレイを下にして背景に黒い画用紙を置いています。この背景の画用紙が無いと液晶画面に後ろが映ってしまい映像が台無しになってしまいます。撮影の方向を変える度に背景画用紙の位置を変えています。

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その次は「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC」(映画第1弾の方)での大戦艦ヒエイとイ-401の戦闘シーンをイメージした撮影をしました。
使用したのは いずれもftoysの「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC 霧の艦隊モデル」(前回シリーズ)の"イー401"と今回の"大戦艦ヒエイ"、「1/2000 艦船キットコレクション Vol.7 エンガノ岬沖」より軽巡”五十鈴”です。五十鈴はアルペジオに出てくる軽巡群と同じ長良型軽巡ですので出してみました(ただこの模型の五十鈴は対空装備改修が入った姿なのでアルペジオの長良型とはちょっと違うみたい)。


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前回イー401の撮影時と同様に今回も水中で攻撃されまくります。このようなシーンは模型を支える棒などが見えてしまうと残念な映像になってしまうので、支えが隠れるように撮影角度を決めて撮影します。(支えは「百均のアルミワイヤー」と「木片」と模型にくっつくための「コクヨの”ひっつき虫”(後で取れる)」で作ったものです)

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水中のイ-401を攻撃するためにヒエイが船体を傾けるシーンあたりから普通の艦船ではありえないこのアニメ独特のシーンになってきます。
この傾けるシーンは上の写真のようにして撮りました。セロテープを折って蝶番(ちょうつがい)状にしたものをヒエイ船体の左側裏に貼り付け、反対の右側に爪楊枝を”てこ”のように配置しゆっくり爪楊枝を下に押すことでヒエイが左側に傾くようにしました。

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傾いた後に水中に向けて主砲ビームを発射しているシーンです。これは右上にあるように真上から俯瞰の映像シーンがあったため実現できました。この俯瞰シーンを流しているディスプレイの上にヒエイを傾けた状態で載せて、主砲の向きとビームの向きが合うような位置に合わせて撮影しました。

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イ-401がヒエイの下をくぐり抜けて背後に回り込むシーンです。
このシーンを再現しようとするとどちらかを動かして撮影しないといけないのですが、以下のようにしてみました。
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・ヒエイの下半分だけの状態のものを水中映像を映しているディスプレイ上に置き、水面下の船底部分だけが見えているように見せかける。
・左手にイ-401を持ち、右手にカメラを持つが左手に添えてイ-401とカメラができるだけぶれないようにする。その状態で左手と添えたカメラを一緒に右側に動かしていくとイ-401がヒエイの下をくぐり抜けていくように見える。

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イ-401に後ろを取られたため急ぎ右旋回するシーン。船が旋回する場合は外側に傾くとのことなので船体の右下に小さな物を置いて傾けたうえで撮影しました。

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戦闘シーンの最後はイ-401に超重力砲を打たれたあとのヒエイのシーンです。戦艦のフルハル状態を見ることができるシーンとなりました。撮影方法は上記のイ-401と同様で支えが船体に隠れるようにして撮影しました。
 
戦闘シーンを撮っていると色々アイデアが出てきてだんだん特撮を撮影している気分になり結構面白かったです。 


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最後に、0.2mm真鍮線で作ったマスト横棒は瞬間接着剤で固定していましたが、撮影で色々触っているといつの間にか外れてしまいました。
丸棒と丸棒の接点だけで固着させるのが無理と判断しピットマルチ2の粘着力で止めることにしました。触るとすぐ曲がるぐらい硬さは無いのですが、手を放すとすぐに戻ります。
 

前回の続きで、大戦艦ヒエイについても以前の大戦艦コンゴウと同様にマストに0.2mmの真鍮線で横棒を追加しました。前回記事で真鍮線で作り直した斜めの柱と合わせて、メタルプライマー改の塗布およびグレーに塗りました。
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これで完成しましたが、私は洋上状態もフルハル状態も楽しみたいのでこの写真の状態にいつでも外せるようにピンを少し削って軽くはまるようにしました。
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まずは洋上状態です。船体の反りを矯正した甲斐があり机とほとんど隙間がありません。
 
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次はフルハル状態ですが机の上に置けるように船底のでっぱりパーツは外した状態です。
 
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最後にフルハル完全状態です(台座必須)。しかしこうして拡大しても船体の複雑な模様(バイナルパターン)が船上と船底でピッタリとあっているのはすごいです。
 
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以前作成した大戦艦コンゴウと並べた写真です。姉妹艦といえども艦橋周りなど違いがあります。
大戦艦コンゴウはかなり暗いグレー地に発色が難しい紫なので、鮮やかな大戦艦ヒエイと比べるのはちょっとかわいそうです。
ちなみに側面にある副砲の取り付け穴の形が大戦艦コンゴウとは違っていたので今回は副砲が真横を向くように取り付けてみました。

次回は動画撮影です。 
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