2018年に「Google Earth Studio」が公開され、3Dの地図上の移動視点で動画が作成できるようになりました。
これをタブレット展示法の背景動画に利用すれば、誰でも自分の模型を好きな場所で飛んだように展示することができます。



g07

g08

ggg3


以下に簡単な「Google Earth Studio」での動画撮影から展示までを説明します。


【1】「Google Earth Studio」の登録
2018年時点ではプレビュー版という扱いで、「Google Earth Studio」からGoogleアカウントで登録し数日してから許可のメールが出たら使えるようになります。


【2】「Google Earth Studio」の起動
「Google Earth Studio」はブラウザが「Chrome」である必要があるのでダウンロードしてインストールし、「Chrome」上で「Google Earth Studio」を開きます。
以降の基本的な操作は、以下のサイトが分かりやすいです。
 Google Earth Studioの使い方 AfterEffectsやCinema 4Dで情報を追加 


【3】動画の作成
「Google Earth Studio」は3Dの地図上を自由なポイントからポイントに移動し、自由な向きで撮影できますが自由すぎて、最初の人は何を触れば動画が作れるのか分かりにくいと思いますので、一番簡単な対象物の周りをまわる動画の作り方を紹介します。

(1)スタート画面で"Blank Project"の矢印を押して"Quick Start"を選択します。
g01

(2)簡易で色々な動きを作れるモードが選択できますが"Orbit"を選択しStartを押します。
g02

(3)最初に中心となる地点を選択します。
方法としては、
①の地球の画像をマウスでぐりぐり動かして目的の場所を表示するか、
②下の入力欄で、住所やキーワードを入れて目的のものを選択し表示させます。
 今回は東京タワーを選択します。
画面上に中心となる地点を表示できたら、右側の”>”を選択します。
g03

(4)そうすると、中心地点の周りをぐるぐる回るプレビュー画面が表示されるので
自分の好きな設定に変更します。
g04

  [1]Radias
    カメラ側が中心地点からどのくらい離れた箇所から撮影するかメートル指定します。
  [2]Altitude
    カメラ側がどのくらいの高さから撮影するかメートル指定します。
  [3]Target Altitude
    撮影する対象側の高さをどの高さにするかメートル指定します。
  [4]Start Heading
    回転のスタートする位置を東西南北のどこからにするか指定します。
 選択が終わったら右側の”>”を選択します。
(5)次に1回転するのに何秒するか"Second"のところに数字を入れます。
数字を入れるとそのスピードでプレビュー画面が動き始めるので、それを参考に飛行機が飛んでいるように見えるスピードを想定して秒を調整します。
 選択が終わったら右側の”〆”を選択します。
(6)すると、詳細設定画面が出てきます。
ここで色々設定を変更することも可能ですが、今回は簡単に以下の注意事項だけ設定をいじります。
注意事項:この後実際のデータを作成”レンダリング"が始まりますが低いスペックのPCだと、数十秒の動画でも何時間も作成に時間がかかります。
少しでも時間を少なくしたい場合は、真ん中の時間のバーの左右の端を選択すると作成する時間幅を変更できるので、今回の場合だと一周もさせる必要ないとかであれば時間幅を短くすることで作成時間を減らすことができます。
g05

設定変更が終わったら、右上の”Render"ボタンを押します。
(7)動画ファイルに対する設定画面が出ます。
g06

 [1]File Name
   これから作成する動画のファイル名を記載します。
 [2]"Advanced"を選択して[3]"Tedture Quority" 3D部分の詳細度を決めます。
  highとnormalがあって当然highの方が細かな3Dになるのですが、レンダリング時間が長くなります。
  これも都合に合わせて決めてください。
  あと、ファイルサイズも1分程度でも数ギガバイトになるので、PC側の容量注意してください。
最後に”Start”ボタンを押すと、長いレンダリングが始まります。
終了すると、”指定したファイル名.Zip”というファイルが作成されます。


【4】連続JPEGファイルの動画化
作成された”指定したファイル名.Zip”を回答すると中には、連続した番号でJPEGファイルができています。
ファイル名_000.jpeg、ファイル名_001.jpeg ・・・

これのJPEGファイルを動画に変換するする必要があります。
"連続jpeg 動画変換"で検索するとフリーソフトがいくつか出てきますが
自分は”AviUtl”および関連プラングインを以下の記事を参考にインストールし、連続したJPEGファイルを動画に変換しました。

※ここでも注意事項として、”未圧縮”で動画に変換した場合は、ファイルサイズが全JPEGファイルサイズより何倍も大きくなるのでPCのハードディスクの空き容量は十分に気を付けてください。
圧縮方式を選択したり、未圧縮の動画ファイルを別アプリで圧縮すれば劇的にファイルサイズは減ります。

【すんなりわかる】AviUtlのダウンロードとインストール(Windows10版)【導入方法】
【すんなりわかる】AviUtlの連番画像の読み込みと出力のやり方


【5】背景のディスプレイに動画を映して、飛行機モデルを展示する
あとは、今までのタブレット展示法のやりかたで、液晶ディスプレイやタブレット・スマホ等に動画を映して、その前に模型を配置して動画と模型の向きが実感的になるように配置して展示してください。
g09

以前に飛行機モデルをタブレット展示法で飛ばそうとした場合、背景動画としてフライトシミュレーターを使っていましたが、本来の目的と違うので色々苦労しましたが、これで誰でも気軽に世界中の好きなところの動画を撮れるようになりました。
上記の説明では、"Orbit"という中心地点の周りをぐるぐる回る背景でしたが、動画中にあるように前方に向かっていくシーンや、さらに俯瞰で撮影した動画を作りタブレットを下に敷いて展示する方法なども考えられます。