模型の観方

ブログ主「カゲノ」が模型を触って色々やったことを記載します。

カテゴリ: アルペジオ 霧の艦隊モデル

前回完成した大戦艦ヒエイと過去に作った艦船を使ってタブレット展示法で動かしたものを撮影しました。


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最初のシーンはリビングのテーブル上に置いてあるipad上の航行シーンです。
背景はいつものシミュレータ映像を撮影した航跡映像です。
船体がきれいなのでインテリア風に飾ったらどうだろうと思いやってみました。
お店の机とかショーウィンドーに飾ってもよさそうでは。
 
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 次は基本的なタブレット展示法のやり方で大戦艦ヒエイを色んな方向から映したシーンです。
ftoysの説明書に全長などスペックが載っていたので説明チックに字幕を入れてみました。

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 実際の撮影はこんな感じです。14インチのノートパソコンをひっくり返しディスプレイを下にして背景に黒い画用紙を置いています。この背景の画用紙が無いと液晶画面に後ろが映ってしまい映像が台無しになってしまいます。撮影の方向を変える度に背景画用紙の位置を変えています。

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その次は「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC」(映画第1弾の方)での大戦艦ヒエイとイ-401の戦闘シーンをイメージした撮影をしました。
使用したのは いずれもftoysの「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC 霧の艦隊モデル」(前回シリーズ)の"イー401"と今回の"大戦艦ヒエイ"、「1/2000 艦船キットコレクション Vol.7 エンガノ岬沖」より軽巡”五十鈴”です。五十鈴はアルペジオに出てくる軽巡群と同じ長良型軽巡ですので出してみました(ただこの模型の五十鈴は対空装備改修が入った姿なのでアルペジオの長良型とはちょっと違うみたい)。


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前回イー401の撮影時と同様に今回も水中で攻撃されまくります。このようなシーンは模型を支える棒などが見えてしまうと残念な映像になってしまうので、支えが隠れるように撮影角度を決めて撮影します。(支えは「百均のアルミワイヤー」と「木片」と模型にくっつくための「コクヨの”ひっつき虫”(後で取れる)」で作ったものです)

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水中のイ-401を攻撃するためにヒエイが船体を傾けるシーンあたりから普通の艦船ではありえないこのアニメ独特のシーンになってきます。
この傾けるシーンは上の写真のようにして撮りました。セロテープを折って蝶番(ちょうつがい)状にしたものをヒエイ船体の左側裏に貼り付け、反対の右側に爪楊枝を”てこ”のように配置しゆっくり爪楊枝を下に押すことでヒエイが左側に傾くようにしました。

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傾いた後に水中に向けて主砲ビームを発射しているシーンです。これは右上にあるように真上から俯瞰の映像シーンがあったため実現できました。この俯瞰シーンを流しているディスプレイの上にヒエイを傾けた状態で載せて、主砲の向きとビームの向きが合うような位置に合わせて撮影しました。

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イ-401がヒエイの下をくぐり抜けて背後に回り込むシーンです。
このシーンを再現しようとするとどちらかを動かして撮影しないといけないのですが、以下のようにしてみました。
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・ヒエイの下半分だけの状態のものを水中映像を映しているディスプレイ上に置き、水面下の船底部分だけが見えているように見せかける。
・左手にイ-401を持ち、右手にカメラを持つが左手に添えてイ-401とカメラができるだけぶれないようにする。その状態で左手と添えたカメラを一緒に右側に動かしていくとイ-401がヒエイの下をくぐり抜けていくように見える。

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イ-401に後ろを取られたため急ぎ右旋回するシーン。船が旋回する場合は外側に傾くとのことなので船体の右下に小さな物を置いて傾けたうえで撮影しました。

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戦闘シーンの最後はイ-401に超重力砲を打たれたあとのヒエイのシーンです。戦艦のフルハル状態を見ることができるシーンとなりました。撮影方法は上記のイ-401と同様で支えが船体に隠れるようにして撮影しました。
 
戦闘シーンを撮っていると色々アイデアが出てきてだんだん特撮を撮影している気分になり結構面白かったです。 


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最後に、0.2mm真鍮線で作ったマスト横棒は瞬間接着剤で固定していましたが、撮影で色々触っているといつの間にか外れてしまいました。
丸棒と丸棒の接点だけで固着させるのが無理と判断しピットマルチ2の粘着力で止めることにしました。触るとすぐ曲がるぐらい硬さは無いのですが、手を放すとすぐに戻ります。
 

前回の続きで、大戦艦ヒエイについても以前の大戦艦コンゴウと同様にマストに0.2mmの真鍮線で横棒を追加しました。前回記事で真鍮線で作り直した斜めの柱と合わせて、メタルプライマー改の塗布およびグレーに塗りました。
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これで完成しましたが、私は洋上状態もフルハル状態も楽しみたいのでこの写真の状態にいつでも外せるようにピンを少し削って軽くはまるようにしました。
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まずは洋上状態です。船体の反りを矯正した甲斐があり机とほとんど隙間がありません。
 
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次はフルハル状態ですが机の上に置けるように船底のでっぱりパーツは外した状態です。
 
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最後にフルハル完全状態です(台座必須)。しかしこうして拡大しても船体の複雑な模様(バイナルパターン)が船上と船底でピッタリとあっているのはすごいです。
 
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以前作成した大戦艦コンゴウと並べた写真です。姉妹艦といえども艦橋周りなど違いがあります。
大戦艦コンゴウはかなり暗いグレー地に発色が難しい紫なので、鮮やかな大戦艦ヒエイと比べるのはちょっとかわいそうです。
ちなみに側面にある副砲の取り付け穴の形が大戦艦コンゴウとは違っていたので今回は副砲が真横を向くように取り付けてみました。

次回は動画撮影です。 
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ftoys「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza 霧の艦隊モデル2」が発売されたので1つ買ってみたところ大戦艦ヒエイが出ました。以前作成したの大戦艦コンゴウの姉妹艦になりますが、艦橋や船底部分の表現など色々違ってました。
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さっそく作ろうとしたのですが、船体が船首と船尾がかなり反っています。船底をつけない洋上状態でも楽しみたいので反りを矯正することにしました。
お湯に入れて矯正する方法もネットにはありましたが色が変に落ちるなど弊害も書かれていたので、ドライヤーを当てて矯正する方法にしました。

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・平らなものとして割り箸を使用。
・船体の中央部分と割り箸の間に紙を数枚はさんで反っている方向と逆反りになるようにして、船体を割り箸に輪ゴムで止める(輪ゴムで止める部分はゴムの影響で塗装が溶けるなどすると嫌なので、ゴムと船体が触れないように紙をはさみました)。
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・ドライヤーを左右に動かしながら10秒ほど当てる。
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・ごらんの通り、妥協できるぐらいまでは矯正できた。

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あとはいつものように船底が外せるようににピンを少し削って締りを緩くしたり
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煙突の上部を黒く塗ったり、トラス状の表現にスミ入れしたり
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と順調にいっていましたが、工作中に斜めの柱部分を取り付けようとしたところ机の下に落ちて探してもで見つからず行方不明に。
仕方がないので0.5mm真鍮線で代用することに・・・。
次回に続く。


タブレット展示法で展示&撮影するにあたり前回作成記事で記載した通り、ftoys 「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC 霧の艦隊モデル」の潜水艦イ401は、船体が喫水線分割ではないので洋上航行シーンは撮れません。
そのため今回は液晶を対象物に対し垂直に立てて遠景にするパターンでいくつか撮影しました。
ただ、潜水艦の場合は水中に浮いている状態なので何かで支えてあげる必要がありますが、以前飛行機で同じようなことした時は支え棒が丸見えの状態だったので映像的にイマイチでした。今回はちょっと考えて船体の死角に入るような支え方にしてみました。

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支え棒の材料は百円ショップのアルミワイヤー(柔らかくて自由に曲げられる)、コクヨのひっつき虫という練消しのような固定用粘着剤(ちなみに耐熱性に優れているので鉄道模型業界でははんだ付けの際の固定治具として使用)、写真には写っていませんが土台用の木製角材、両面テープです。
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アルミワイヤーを角材に差し込みます。角材の反対側の面には両面テープを貼ります。
船体側のワイヤーは丸く曲げておきます。
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船体にひっつき虫をくっつけ、ワイヤーを押し当てて固定します。(ひっつき虫は柔らかいままなので何回でもやり直せます)。
このぐらいの模型の重さならこれで耐えられます。
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角材の両面テープを貼った側を液晶ディスプレイに貼り付け、撮影方向(矢印)から見て船体に隠れて角材やワイヤーが見えない位置にワイヤーを曲げていきます。なお
液晶ディスプレイは垂直に立てていると角材の両面テープが重力に負けて何回も転落したので、写真のように液晶ディスプレイを水平に置き上方向から撮影することでクリアしました。
※今回は撮影のため色々方向を変えたりするので両面テープで仮止めする方式にしましたが、展示目的で長期間固定する場合は液晶ディスプレイの前に透明プラ板などを配してその板に支え棒を接着固定してしまえば、垂直にしても重力に負けることなく保持できると思います。またシャドウボックスのように周囲に覆いを付けて、視線を一方向からに限定させることで支え棒も隠れて目立たなくなります。


映像は以下となります。


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海面が上の方に見えて水中を進んでいるようなCG映像をバックに撮影。
スラスターの噴射口を白く塗っておいてよかった。

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水面上を航行してイ401を追尾している
大戦艦コンゴウです。大戦艦コンゴウの船底部分だけを使って撮影。
ただ水面上の航跡が無いので、模様も相まって知らない人が見たら何か変なものが映っているとしか見えないかも。

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海底を進むCG映像を背景に上後方から船体を見たイメージ。

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爆雷攻撃の映像を背景にイ401が攻撃を受けているように見せてます。撮影時にデジカメ本体を揺らしています。


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最後は超重力砲で海が割れている状態の映像をバックに。


ftoys 「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC 霧の艦隊モデル」をもう一箱買ったら、1/1250の潜水艦イ401が出ました。
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これは船体が喫水線で分割されていないので、タブレット展示法で展示&撮影するにあたり水面上での航行シーンはできません。
まずは素直に組み立てていきます。
船体と甲板は製品のままはめると、うまくはまっているように見えますが、よく見ると甲板がはまりきらず本来見えない甲板側面が見えていたので、甲板側面を#1000のヤスリスティックで軽く削る-うまくはまるか確認、を繰り返し調整しました。
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後はイ401ではスラスターの噴射口が表現されていたのでそこを白く塗ったぐらいです。 

大戦艦コンゴウよりはかなり楽に組み立てられました。

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フラッシュで撮影すると色鮮やかに写ります。
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→[追記](2)で展示&撮影しました
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